2013/03/01
きもの文化検定・京都の染工房見学へ。
午前中に、aちゃんとrちゃんと、ぎをん斎藤さんで遊ばせて貰ってから、集合場所へ。
(fさん、いつも応接ありがとうございます)
前日、なぜかいきなりお顔がパンパンに腫れて(たたり?)、
もうムリか??と思いましたが、お友達との再会を果たすべく根性で上京。
(←どんだけの気合い・汗)
さっそく1件目の池山㈱さん
たき染めの見学です。
引き染め(生地の表面を刷毛で染める)と比べ、
生地自体を染料の入った釜の中につけて染めるので、じっくり深く染まるそう。
生地をどぼんと付けるだけの簡易な方法かと思いきや、
生地のテンションを均一にして、しっかり丁寧なお仕事をされていました。
引き染めよりコストは抑えられるそうなので、色無地を染め直すのに良いかも!
2件目、関谷染色㈱さん
手描きの京友禅です。金沢の加賀友禅と違って、地色を染めてから柄を挿します。
ここで、カリスマ着物ブロガーaさんが、お顔の腫れを気遣って、バファリンを下さいました。
お気遣い、ありがとうございます!
たくさんの図案、コンピューターの発達した今日でも、
等身大の紙に図案を描いてから着物に描くので、
データの保存は結局、紙が一番便利なのだとか。
2階から見える京の町並み、桜の花びらの部分を保護シートで伏せて周りを暈した訪問着
漆黒の振袖に友禅が挿されていました。
作業場の窓辺には観葉植物?キウイの木。(実も成っている)
まるで掛け軸のような染帯。満月に梅、クリスマスローズが色っぽい。
ぬ~こんな色っぽい帯良いな~良いな~。
バックの屏風にも古布があしらわれて。
気分が高揚して、記念にaちゃんとパチリ。(ありがとうございます)
少し顔の腫れが引いて、視界が広くなってきました(どんだけ・汗)
3件目、服部染工㈱へ。
機械捺染(なっせん)です。
ここで雨が強くなってきて、スタッフさんがコンビニで透明傘を買ってきて下さいました。
私ったらお顔の腫れのことで頭がいっぱいで、全くお天気を気にしていなかった。
助かりました。ありがとうございます~・涙
銅の版画型に柄が彫られています。機械でどんどん染められていく!
銅板ロールもたくさん保管されていました。
2階では、型染め小紋。
伊勢型小紋の雛型を柿渋の和紙に熱転写した型を
繰り返し置いては染め、置いては染め、5分もずれてはいけないそう!
江戸小紋に憧れる~。
ラスト4件目、
かね井染色株式会社さん
スクリーン捺染(なっせん)とデジタル捺染の見学です。
たくさんの工房に連れて行って下さって、感謝感謝です!
みつまたアートや、伝統の京友禅を未来に繋げるエコプロジェクト、
大学機関での研究などのお話をお聞きしました。
パソコンでデザインし、大型のプリンターで染める。
染料と機械の相性がデリケートで、湿度も関係するので、ビニールでお部屋を保護。
作品たちと一緒にパチリ。(お写真ありがとうございます)
伝統だけではない、着物を世界に未来に繋げて行こう、という広い視野を持つことができました。
きもの文化検定のスタッフの皆さん、工房の方々、バスの運転手さんetcetc
本日は貴重な体験をさせて頂いて、本当にありがとうございました。
本日の着物まわり
暈し染めの小紋(伊と幸)、蝶々の染帯(京都・に志田)
うさぎの帯揚げ(横浜・じざいや)、東雲(しののめ)の帯締め(伊賀・藤岡組紐店)
最近、和婚の準備で刺繍半襟のよさを再び実感。
aちゃんお手製の水引を髪に散らして。
コートは小紋から作りました(金沢・絹千)
上手な仕立師さんで、飾り紐が美しい。
羽裏は雪うさぎの襦袢を使用、
お気に入りの柄だったので、
この襦袢地をつかって、他にも2着の上着をつくりました。
翌日は、いよいよきもの文化検定の合格祝賀会。
その前に、aちゃんのお誘いで、みやこめっせの染色工芸作家展にも遊びに行ってきました。
3人よれば文殊の知恵?内容の濃い旅だ~。
記事を改めます。それではまた~。
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