2020/02/15
きもの文化検定合格祝賀会。
今年の1級合格者の皆さまと、最高得点の方のスピーチ。
「猛勉強のため家事が後回しになりながらも、見守ってくれた主人に感謝です。」
「1級取得をされた有名ブログを参考に、勉強しました。」
ご家族の協力とご自身の強い気持ちで1級最高得点を獲得できたのですね、おめでとうございます!
2004年アテネオリンピック選手(セーリング)だった佐竹さん。
現在は、実家の西陣織を継がれているそうな。
選手時代には海外に赴く機会が多くありながら、
日本文化について聞かれても多く語れなかったことを反省し、
いかに自分達の国の文化を知ることが大切かを語られました。
ホテルオークラのランチ。サーモンと鯛がバラの花びらみたいになってて美しい!
毎年恒例、市田ひろみ先生のファッションショー。
今年は、無地っぽいお着物をベースに帯や小物のコーデで表情をつけて着こなされる方が多かったようです。
中でもひときわ目立っていた豪華な振袖のお嬢さん。
同志社大学の学生の方だそうで、ハキハキとスピーチをされていました。才色兼備だね!
1級保持の超有名ブログ「きものカンタービレ♪」の朝香沙都子さんと。
加賀藩の成巽閣(せいそんかく・前田家の奥方御殿です)の唐団扇花熨斗模様を復刻した小袖をお召しです。
京都の高級呉服・に志田さんで誂えたものだそうな。
合格祝賀会の司会をされた京女優のこばやしあきこさんと。
「髪の毛切りました?」「はい。監督からの指示で」
女優業のためにはヘアスタイルも変更、やはりプロですね!
唐草裾模様の訪問着がシックな装い。
同じく1級保持の有名ブログ「ローズ庵へようこそ♪」のmidoriさんと。
昨年の1級最高得点取得者です。
ドラマチックなボルドーの訪問着に、刺繍の半襟をたっぷり出すことでアンティークらしさを表現されています。
そして、今年の1級最高得点取得者のMさん。
とても色白な方、青磁色がよくお似合いです。訪問着は加賀友禅ですね!嬉しいな!
たおやかな生地に、梅やヒヤシンスなどの春の草花がほんのり薫ってきそうな上品な着こなし。
ユキリコフのブログもご覧くださってたそうで、こんな冬眠がちのブログ、お恥ずかしい~~~。
お声かけ、ありがとうございました。
ほかにも、人気ブロガーの「永遠のJガール」のJガールさんと初めてお会いしました。
とても優しくたおやかにグレイヘアが育っておられて、総柄小紋が上品にまとめられておりました。
また、同じく人気ブロガー「ひいばあ好み、私好み」の更衣さんともお会いできました。
ボルドーの訪問着にゴールドの袋帯がまるで濃厚なワインを彷彿とさせる豊かなコーデをされておりました。
おふたりとも、3級合格おめでとうございます!良かったら、来年お写真をご一緒したいです。
パーティの最後には、市田ひろみせんせいと。
「珍しく柔らかものですね」とお声かけしましたら、「もう堅苦しいのはちょっとね、いつも単衣なんや」とのこと。
王道を極めたからこその守破離だと思いました。
主人と一枚。
本日の着物まわり
加賀友禅の訪問着「吉祥彩華」(陽明先生)、北村武資の袋帯(ラクマ)
相良刺繍の帯揚げ(京都・きもの鶴)、鼈甲にトパーズのかんざし、セルフ束髪、折り鶴ピアス
主人の着物まわり
御寮織(丹後・牛田織物で購入)、米沢織の角帯(京都・ゑり正)、格子のお召の羽織(金沢・絹千)
今回の初卸!は北村武資の袋帯。
ラクマでは購入するのはたいてい同じ方から。加賀友禅の振袖も頂きました。
フリマアプリは顔が見えないといいますが、
メッセージから醸し出されるお人柄、コーデのセンスはまるで一つの人格のようになっている。
新しいものをどんどん「ものづくり」する時代ではなく、持続可能(サスティナブル)な消費がトレンドなので、
CtoCが流行るのは良く分かります。
某所で「職人を守るために、助けて」と、100万円の品物を購入してくれと粘られたことがあります。
職人の保護を考えたいですが、それは一消費者に無理やり購入させることで保護になるのですかね。
そうではなくて、何か今の流れと職人の保護とがうまく噛みあう組織ないしシステムになればと思います。
なぜ、フリマアプリが流行るのか、それは新品でも中古でも、良いものは良いので、
価値が分かっている人からすれば、中古でも厭わないからでは。
逆に、新品には中古にない何らかの「価値」がなければ、新品は購入されないのでは。
例えば、こちらの訪問着は新品で頂きました。
それは一品物だから、作り手のお人柄を理解できたから、御誂えの過程が楽しかった、などなど、
中古にない価値とは何ぞやを乗り越えないと、中古を責められないと思う。
いかんいかん、なんだか熱くなってきたのでこの辺で。
まだ分からないことだらけの一意見でしかないので、間違っていたら教えてください。
ところで、今回の祝賀会には少し遅刻してしまいました・汗。
実は、主人の角帯を忘れてきちゃったの~~~~!
慌てて朝、寺町通のゑり正さんに駆け込みました。
で、慌てて購入したのがこちら、米沢織お角帯(宝来屋)
両面で、裏面はこぎん刺し、すごくホールドがしっかり結べて重宝します!
(いつも力いっぱい結んでもズルズルしてたから・汗)
そういう意味では、きもの文化検定の合格祝賀会も、きもの産業の発展に一役買っているのかな?なんてね。
それではまた~~。
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