2018/02/17
きもの文化検定の工房見学
本日は①西陣まいづる②にしき染色③井上綜絖を見学します。
織の見学なので、地元の牛首紬を着用してみた。
本日のきもの周り
絣の牛首紬(白山工房)、御所解帯(ぎをん斎藤)、絞りの羽織(横浜・じざいや)
相良刺繍の帯揚げ(京都・きもの鶴)、東雲の帯締め(伊賀・藤岡組紐店)
紅の草履(祇園・ない藤)、髪はセルフセットにサンゴの簪
西陣まいづるさん(社屋)。向かいに機場があります。
歩いてほど近くの井上綜絖さん。
綜絖(そうこう)は、織物には欠かせない糸のシステム。
織物を織るには緯糸が通る杼(ひ)道をつくるため、経糸を引き上げる必要があります。
そこで経糸と同じ本数の綜絖をつくり、さまざまな織物の組織に応じて経糸を上下させるのです。
西陣織会館の綜絖展示スペース。
生産工程
上部から下がっている通糸(つうじ)に糸を結び付け、
紋ワイヤの真ん中のリングに1本ずつ経糸を通していきます。それは2人がかりで息を合わせて!
(画像は西陣織会館のパンフより)
工程手順
①株より(竜頭より) 紋ガードの縦針1本にかかる通糸の数を決める
②目板通し 経糸の密度に応じて通糸を正しく配列する
③本付け 通糸とカタン糸をつなぐ
④経糸通し 紋ワイヤのリングに糸を1本ずつ通す
⑤ボート拵え カタン糸の輪に細長いボート板を入れる
⑥フミセひろい 等間隔の経糸を押さえるためのもの
⑦筬(おさ)通し やっと経糸を筬に通し、見慣れた織機の準備が整います。
(西陣織会館のパンフより)
ユキリコフも経糸通しにチャレンジ!
2人がかりの相手から糸を受け取り、小さなリングに糸を通します。早く受け渡されるから早く通さないと!
織物には、ただ織るだけでなくその下準備も欠かせないことを知りました。
きものの値段は高いと言われるけど、どれだけの工程を踏んでいるのか、
流通に無駄はないのか、消費者が納得できるようになったら、分かりあえるようになったら、
もっときもの産業が活性化するのではないかな~。
そういう意味で、きもの文化検定の工房見学は、非常に有意義だと思います。
純粋に、きものが大好きだから、もっともっと着物の魅力が伝わるといいな~と思います。
それではまた~。
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