2006/07/17
白山まつり協賛・牛首紬織座市!
白山霊峰の白峰村で、毎年行われる牛首紬の展示会。
牛首紬とは…
由来は、平治の乱で敗れた源氏の落人が
牛首の地(現在の白峰村)に流れ、
その妻女が機織りの技を村の婦女子に伝授した、
といわれています。
牛首紬の材料となるのは、
二匹の蚕が共同して同時に一つの繭を作る「玉繭」。
その二匹は、成虫になったら夫婦となる運命の雌雄
ともいわれています。ロマンチック!
詳細は牛首紬のHP
丈夫で光沢があるのが特徴、丈夫ゆえの別名「釘抜き紬」。
30年ほど前の叔母の浴衣、鯉の刺繍半幅帯(撫松庵)
朝顔刺繍半襟(よしむら)、蟹の帯揚げ
夏物の帯締め(頂き物)
叔母の浴衣、あまり好きじゃなかったけど、
最近、こういう古典的なのも良いかな?と思えるようになってきました。
成長した?
本日は、雅おさん、なっちさんとご一緒しました。
雅おさん
サマーウールが涼しげ~
とてもお買い得だったとか!
レース羅の帯に、
帯揚げ・帯締めは黒で引き締めて。
黒の金魚の帯留も、
艶艶していてかっこよかった!
雨下駄は、鼻緒と爪皮をお誂えしたオリジナル!
駅で待ち合わせのときから周りの方からの注目の的…!
綿絽の浴衣は、絽目が透けて爽やか~!
紗献上の博多帯はオレンジ色、みたことのない珍しい色でした。
口紅もお揃いオレンジで女っぷり!
バッグの取っ手部分もオレンジでリンク。
夏の襟は白が潔い。
腹が減っては戦ができぬ!?
お昼時だったので、白山工房で昼食を頂きました。
柿の葉寿司、豆腐のお味噌汁
高野豆腐、大根酢の物、とちもち。
…もちもち・とちもち!あんこがまた美味~!
こちらは繭から糸を紡ぐ過程。
お隣では、お婆ちゃんが手で紡いでいた。
黒百合で染めた牛首紬なんてのもあるそうで…、それは別格で1本します。はぁ~。
先ほどの糸が機で織られています。
最近では染めた牛首紬もありますが、
先染めの糸で織って縞縞模様になってるのが、
伝統的な牛首だと思いました。
展示室できゃあきゃあ騒いで、とりあえず退散。
余裕があれば夏牛首が欲しかったな~。
それほど透けないし、単の時期も着られるとのことで、
とっても興味あるんですが…。今年も無理だ…。
しかし、良い物を見ることができてよかった。
帰りには絹千にも寄りました。新作の浴衣などをみて、さらにため息…。
夏牛首もいいし、セオアルファの浴衣もいい…もう・どうすればいいんだー!
夏の着物…素敵すぎてやめられません。
今年で牛首紬織座市に行くのは3年目ですが、
いつになく赤札が多い!!お買い得!!!
しかし…今年は買えないので、涙…。
いずれ、憧れの「夏牛首」を手に入れたいな~。
夏牛首は、あまり透けないので単の時期も着られて重宝するそうです。
夏はお着物のお手入れが大変ですが、
やっぱり夏だってお着物を着た~い!!