京都奈良旅行のつづき。
大原の三千院から、寂光院へ、約2キロ歩いてお参り。
雨も上がってきた。
途中の土産物屋さんで、かわいい布バッグを買ってみました。たくさん荷物が入りそう~。
そいや、山葡萄の花編み(!)で半額6万円(!)というお店がありました。
ぐっとこらえて…(花編み、憧れなのだ~)
大原の里に菜の花畑。
よくチェックしてないとスルーしてしまうけど、朧(おぼろ)の清水。
平清盛の娘・徳子(安徳天皇の母)が、壇ノ浦で入水したものの
黒髪をからめとられて助けられてしまった。
のち、出家し建礼門院(けんれいもんいん)となり、寂光院で隠匿。
美しい容姿の持ち主だったが、おぼろ月夜の時、
水面を通して映るやつれた姿を見て、身の上を嘆いたのだそうな。
落合の滝
「ころころと 小石流るる 谷川の かじかなくなる 落合の滝」(建礼門院)
寂光院の山門で。
孤雲というお茶室
建礼門院は、寂光院で平家一門の冥福を祈りながら、3十数歳で亡くなったそう。
(こういう時代の人々って、激動の人生やね)
御本堂。
となりの四方正面の池には、まだ梅が。
つくばいに椿をおいて。
さすが、ひっそりとした寂光院であっても、
京都らしい雅を感じます。
奥には、諸行無常の鐘。(これがあの有名な諸行無常の鐘の音~ってやつか)
てまえには、千年姫小松。とうとう寿命になってしまったそう。
「ひめ小松 一千年の おん姿 歴史の深さ 今に 残さん」(寂光院智明)
寂光院では、明るく穏やかな三千院とは打って変わって、
寂光院の静けさ、もの悲しさ、歴史の重みを感じました。
さて、お参りからの帰路。道の真ん中に、なんと堂々としたにゃんこ!
たじろぎもせず・・・
ぽとりと落ちた椿、偶然石と石の間に落ちてる。
これぞ大原女?
約1時間半あるいて休憩。大原の抹茶ソフト!
アイテムのご紹介
紅型小紋は城間栄順さんのもの。
扇の薄いグリーンをひいて、八掛けもグリーンの暈し。
勿論、きちんとぐし縫いです。
グリーンつながりで、薔薇の博多半幅帯。
着物と帯で、色は合っていると思うのですが、
なんだか浴衣みたいになっちゃうな~
やはり、名古屋帯の方がびしっとくるかもね。
さて、これから祇園に参ります。それでは後ほど~。