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2015ぐるりみちのく東北旅行(4)波千鳥の赤城紬で…秋田角館・武家屋敷青柳家へ


2015/05/03
ぐるりみちのく東北旅行、秋田・角館(かくのだて)

 
(お写真は角館ガイドマップより)
角館は、「みちのくの小京都」とよばれる美しい町並みです
桜の名所としても有名なので、また今度、しだれ桜の頃にも来て、人力車にのってみたいな


メインストリートを歩くと、さっそく地酒を売っている酒屋さん。
ついつい試飲に引き寄せられて・・・


「出羽鶴」、「神宮寺」、「角館」。
店主さんに色々説明を聞いて、ご当地のお酒もお土産に買っていきましょう
女性にも飲みやすい「飛翔の舞」にしてみました。


(お写真はチケットより)
秋田県指定史跡の青柳家へ。武家屋敷の建築様式を今に伝える上級武士の家屋、3,000坪もあるそうな。
紋は剣かたばみ、きもの文化検定にも作図が出題されたことがある紋だね
(その時、何故かつい勢いで、○をプラスして、丸に剣かたばみにしてしまったという・汗

 
邸宅には、時代物の衣装や、麻の帷子、甲冑など、武家屋敷ならではの品々が展示されて。
松竹梅に鶴、御所解の波模様など、刺繍もふんだんに使われて


雰囲気のある「秋田蘭学」。
今までの日本画になかった西洋の遠近法や陰影法がMIXされ、より奥行きが生まれるようになった作風。


青柳家は、地理学者・長久保赤水のつくった日本地図「赤水図」の初版も保有
石川県もかなりリアル。竹島も「松島」として日本の領土としてきちんと描かれているそうな


さすが上級武士の武家屋敷ならではの甲冑コレクション


長刀をためしに持ってみる図。「重いよ~。」こりゃ持ち上げるだけで大変だ・汗
本日の着物まわり
波に千鳥の赤城紬(金沢・絹千)、アザミにうさぎの染帯(日本画家・村上淳二先生)
ブルーグラデのスカーフを帯揚げ代わりに。「山並」の帯締め(伊賀・藤岡組紐店)
黄色とブルーで色数を抑えて色を合わせてみました。
髪は定番セルフセット、すこしサイドこんもり日本髪に


武器蔵を見物した後は、神明水でお清め。
とりあえず健康祈願


秋田郷土館の入り口には、脱穀の道具が。
やはり米どころ、秋田
   

牡丹、菫、芙蓉など、中庭には、色とりどりの花々。初夏だね~


中庭のパネルには、「秋田蘭画」が生まれた経緯が展示。
当初の日本画では、まだ遠近感がなくて、鏡餅は二重丸のようにしか描けなかったのだとか。
それが蘭学をはじめ、西洋の遠近法や陰影法により、鏡餅らしく描けるようになったそうな
良いところは取り入れて、発展できたら良いね


秋田蘭学の代表的な画家・小野田直武の像。平賀源内に師事し、『解体新書』の挿絵を描いたことで有名です。
外では日傘がマスト、すでに、かなり日差しが強いです


秋田郷土館のなかでは、山葡萄バッグ、くるみさわバッグ作りの実演
イタヤカエデの籠づくりは、農家の炉端の手仕事として受け継がれた角館独特の手編み細工だそうな。
花織のくるみのバッグとか気になります。


お座敷にはやはり秋田蘭学のせいか、少し洋風(いや中華風?)な唐子たちの屏風。
お箏のお稽古にも興味あるね~。(能の仕舞とかも気になります。)

 
おめでたい熨斗目模様や角館黄八丈で仕立てられた夜着(掛布団)。着物というか、まさに布団だね
秋田黄八丈は、その名に黄八丈とあるけど、東京の黄八丈とは全く別物で、
ハマナスやヤマツツジで染めるというむしろ数的にはレアな織物
どこで逸品の秋田黄八丈にお目にかかれるのか、幻です。
鮮やかなハマナスで染められた秋田黄八丈に憧れる~

 
 秋田郷土館の縁側で。 ほかにも 郷土館では、山桜の木肌を生かした桜皮細工も実演販売されていました。
ヒールの高い桜皮の下駄ってないのかな?やっぱ、ご当地のアイテムが気になるね~
さてお次は青柳家のアンティーク館、中級武士の典型的な家屋を見物します。
記事を改めます。それではまた~

 

yukirikohu