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京都・伊賀旅行(1)…ぼかし小紋にアンティーク刺繍帯で等持院・しょうざん・源光庵へ


2012/11/10~11
京都・伊賀旅行。
主人がちょいと京都に用事があったので、
自分も一緒に連れてきてくれました(ありがとう~)。
紅葉の美しい京都市内をタクシーで観光してみます。
「少し雨がぱらついているかな?」「では、これを是非どうぞ
運転手さんがすかさずトランクから和傘を!
断らずに傘を差してみる図。

   
 まずは、金閣寺そば、衣笠山ふもとの等持院へ。
足利尊氏が建造した、禅宗のお寺。
禅宗のだるまさん、修行中の者にはまだ全形は拝めまい、と頭だけの絵なのだとか。
お庭から見える清蓮亭のお茶室。

 夢窓国師作の庭園。

   
   
  お庭の池は蓮の形をしているそうな。
秋を彩る紅葉やススキ、ところどころに南天の実。
立命館大学がおとなりに迫ってきてて、学園祭の音楽がすこし賑やか、物静かなお寺にも現代化の波が。
(かたや金閣寺は借景の景観を維持するため、まわりの山々を購入しているのだとか。)
いやはや、観光タクシーの運転手さんは物知りだな~。さぞ日頃から勉強されているのだな。

 一枚パチリ。もみじが真っ赤っか~!今年は紅葉がとても美しい年だとか。
京都の紅葉、今週末もベストかも! 

 


お次は、洛北しょうざんへ。
松山さん邸だからしょうざんなんだって!ほぇ~。
現在は生紬が有名ですが、もともとは
ウール着物で大ヒットして財をなしたのだとか。 


 しょうざん邸から見る鷹が峰。

北山杉と梅の木の前で。
2月、梅の花が咲くころにもしょうざんに訪れましたが、秋の風情も美しい。
ちょくちょく上京できて嬉しいな。ありがとう~

   
   
   
 北山杉、切ると横からまた真っ直ぐに生えてくる、それを切るとまた横から生えてくる…をくりかえすと、
くねくねのまるで松の様な杉ができるのだとか(台杉) 
樽でできて小さな茶室!どこから出入りするんだ~?

山々も錦のようだ!
本日の着物まわり
暈し小紋(ヤフオク)、アンティーク刺繍帯(ヤフオク)
毬菊小紋からつくった長羽織(金沢・絹千)
輪出し蝶々の帯揚げ(京都・ゑり萬)、ブルーと紫の帯締め(撫松庵)
ちと京都を意識して輪出しの帯揚げ。 

  そのまま鷹が峰を東へ東へ、源光庵へ。
 加賀大乗寺卍山道白禅師から曹洞宗に改まり、 金沢の富商中田氏の寄進により建立されたとか。
金沢が歴史の一端を担っていて嬉しいな。 

   
はがきの由来となった木。木の葉に文字を書いたのが葉書のはじまりだとか。   



悟りの窓。  迷いの窓。
天井には、関ヶ原の合戦の際、伏見城落城で血まみれとなった木材を天井にして供養(血天井)
手厚く供養されているためか、おどろおどろしさはなく、
歴史が今に残っているんだな~としみじみ。 


 宇宙を表すという円の形の窓、のぞくと悟りが開けるという悟りの窓。
秋の京都は、わびさび、それもまたしっとりと美しい。やっぱ四季って良いね。
このあと上賀茂神社・曼殊院・真如堂の紅葉を見ます。
それでは後ほど~。

yukirikohu